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日本から大連へプライベート、ビジネスの両方で使える格安で電話する方法

　つい10年ほど前までの中国までの国際電話といえば、大手の通信キャリアを利用するのが一般的でした。状況が一変し始めたのはIP電話の登場といえます。しかし、初期のIP電話は通話品質に問題があり、大切なビジネスではちょっと･････なんて声も聞かれた時代でした。さらにそのIP電話後に大きく変化させたのはご存知Skypeの登場です。

　というわけで、この記事では、1円でも安く、お得に日本から中国へ電話する方法として、2種類を考えてみたいと思います。

無料電話（国内接続番号までの通話料負担のみ）

　いきなり、本命から紹介します。無料電話というサービスです。しかし、正確には無料なのは国際電話分が無料であり、国内の接続ポイント（番号）までの国内通話料は発生します。例えば、都内から固定電話で東京03の接続番号を経由して、中国へかけると市内通話の3分8.4円（個々の契約形態により異なる）で中国の固定、携帯電話へかけることができます。国際回線は非IP回線であるため、音声が響いたり、遅れたりすることも少なくクリアーである点もこのサービスの特徴です。

　音声CMの有無、日本語のガイダンスの有無、国内アクセスポイントの場所、数などが異なる複数のサービスが存在ます。

　中国 無料電話でGoogleやYahoo!などで検索してみてください。色々と試してみるといいと思います。

　私も2、3社試しましたが、1ヶ月後には通常の国内通話請求のみで、特別な請求等は届いていません（ですが、利用時はよくご注意ください）。

　この無料電話のサービスのユニークな点は、中国以外でも、アメリカ、タイ、シンガポールなど複数の国に対応しているものが複数あることです。

Skype（スカイプアウト）

　次にSkyepで一般の電話へかけるサービス、スカイプアウトについて紹介します。相手がPCやスマートフォンなどSkyape環境がないときに便利な有料通話サービスです。通話料は日本から中国の場合、固定、携帯問わず2.66円/分（接続料込み3.59円/分）です。大連でもラサでも新疆でも同一料金です。
　これだけでも上記の無料電話とほぼ同程度となります。
　
　さらに新サービスが続々登場するSkypeは、携帯電話のような月額固定の通話料を払うとさらに安くなったり、かけ放題となるプランもあります。月額固定は接続料が無料となります。時間制、登録指定先のみかけ放題になるど多くのプランが登場しています。ますます便利なりそうな予感をさせてくれます。

参考サイト
プリペイド料金、通話料金 － Skype（公式サイト）
　※中国国内からアクセスすると強制的にSkype中国版サイトへ飛ばされるのでご注意ください。

注意点

　それぞれの注意点と中国へ電話をかける場合の共通する注意点です。

無料電話

　注意点は3点あります。1点目は、携帯電話からかけた場合は高くなることが多い点です。このサービスは固定電話からかけることでその強みを存分に発揮します。また、契約されている固定電話の料金体系も確認されたほうがいいと思います。IP電話や光電話だと全国一律が多いのですが、通常回線だと、接続番号によっては高くなります。

　2点目は、アクセスポイント（国内接続番号）が札幌、仙台、首都圏、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡など主な大都市のみに設置されていることが多く、地方都市には少ないことです。全国一律の通話料で契約されているご家庭には関係ないのですが、そうではないご家庭は要確認です。

　最後に3点目は、着信番号が、カナダ、アメリカなど第三国になることが多いことです。また、中国側の端末に表示される番号も毎回変化します。

スカイプアウト

　2点あります。1点目は、インターネット回線での通話であるため切断されたり、音声がよくないことがあることです。

　2点目は、受け側で着信番号が非通知表示となることです。

　無料電話は、非IP回線を使用してるため、ビジネス等での使用にも耐えられそうですが、通信回線が日本と比べると細い中国だとスカイプアウトの音声はあまりよくないことが多いのが現状です。

中国の携帯電話へかけるときの共通の注意点

　中国の携帯電話は、着信側も通話料がかかるプランも存在ます。そのため受け手側も通話料が発生する可能性がありますので、トラブルを避けるために事前に確認しておくと親切だと思います。固定電話は日本同様に受け側の通話料は無料です。

使い分け

　携帯電話からかける場合は、Skypeの方が多くの場合安くなりそうです（Skypeがアプリケーションとしてインストールできるスマートフォンなどの端末に限ります）。

　ご自宅や会社の固定電話がある環境のときは、無料電話の方が通話品質、通話料金的にも分がありそうです。パソコンやスマートフォンなどが苦手という方にも無料電話のほうがハードルが低いのでお勧めしやすいと思います。

その他、お得な電話方法

　脳機能学者の苫米地さんは『自伝ドクター苫米地 脳の履歴書』の中で、近い将来確実に世界中の電話会社はなくなると述べています。確かにインターネット電話の登場は庶民である私もそんな未来を感じさせてくれるものだと思います。毎日のように新しいサービスも誕生していますので、Skypeを超えるサービスの会社が登場しないとは断言できないと思います。

　このサービスはお勧めなどありましたら、ぜひ下のコメントなどへお寄せいただけると嬉しいです。このインターネット電話やサービスは大連で使えるのか試してほしいなどもお待ちしております。