Whenever誌面コンテンツ

亜細亜大夢カレッジの10周年シンポ グローバル人材育成テーマに語り合う

あいさつする池島政広学長

人材育成について語り合ったパネルディスカッション

和やかな雰囲気の記念パーティー

 留学とインターンシップを組み合わせた亜細亜大学(東京都武蔵野市)の人材育成プログラム「アジア夢カレッジ」が10周年を迎えたのを記念した「亜細亜大学グローバル人材育成推進事業シンポジウム」が8月30日、中山区人民路のニューワールド大連ホテルで、関係者約110人が参加して開かれた。
 アジア夢カレッジは、日本と中国の架け橋となる人材育成を目指して10年前に始動。2年生が大連外国語大学漢学院で中国語を3か月間勉強し、その後の5週間を大連の事業所で研修している。今年も9期生15人が8月末から大連での学習をスタートさせた。
 シンポジウムは10周年に加え、昨年度採択された文部科学省「グローバル人材育成推進事業」の一環として、8月3日の東京に次いで開催された。まず、亜細亜大の池島政広学長と大連外国語大の孫玉華学長があいさつした後、来賓の在瀋陽日本国総領事館大連事務所の平川智雄所長が「アジア夢カレッジは素晴らしいプログラムが組まれています。今後も日中の架け橋となる人材の育成に期待し、20年、30年と続くことを願っています」と讃えた。
 続いて栗原孝副学長が10年の取り組みや特色、課題などについて報告した後、パネルディスカッションに入った。パネラーはジェトロ大連の岡野洋二経済信息部長、法円坂律師大連代表処の中島宏治弁護士、YKK大連の佐々木慶弘総経理、池島学長、孫学長の5人。それぞれの立場から、グローバル人材育成に求められるものや要望などについて意見を述べた。
 この後、記念パーティーが開かれ、大学関係者や研修受け入れ事業所の関係者、さらには9期生の学生も加わり、10年の歩みを振り返るとともに、今後の人材育成について、和やかな雰囲気の中で語り合った。
 池島学長は「将来の人材育成を考えて10年前にスタートさせましたが、やって良かったと思うとともに感慨深いものを感じます。日中関係の難しい状況の中だけに、今後も大連外国語大学や受け入れ企業のみなさんとの信頼関係を深め、両国の理解者として橋渡しとなる人材を育てて行きます」と話していた。

この投稿は 2013年10月15日 火曜日 4:02 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

コメントをどうぞ

掲載日: 2013-10-15
更新日: 2013-10-15
クチコミ数: 0
カテゴリ
エリア