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キモノスタイリスト冨田さんが講演 日本文化を通して中国人学生を支援

着物を試着した参加者と記念撮影に臨む冨田さん

 在瀋陽日本国総領事館大連事務所が主催するキモノスタイリスト冨田伸明さんのリレー講義が5月28日、西崗区中山路の森茂ビルで開かれ、大連理工大学と大連交通大学の学生を中心に約100人が来場した。
 同講義は日本文化に広く触れてもらおうと企画され、森ビル会場のほか、大連外国語大学、魯迅美術学院大連キャンパス、大連大学、遼寧師範大学でも実施された。
 このは、映画で実際に着用された着物や、大連のアカシアと日本の桜をデザインした着物、冨田さんのデザインを中国の蘇州刺繍で縫い上げた着物など、8着の着物が披露された。来場者から試着希望者を募ると、大勢の手が一斉に挙がり、会場は盛り上がった。
 冨田さんは、日中の緊張が高まりを見せ始めた2012年6月に最初のリレー講義を実施。「政府間の対立は、日本語を学んでいる学生が不安になります。日本語や日本文化を学んで良かったと思えるようにしてあげるのが私の使命。日本文化として着物、本物の着物に触れていただきたい」とリレー講義への思いを語った。
 今回のリレー講義は大連の後、7月に北京の日本大使館、江蘇省蘇州市の蘇州大学、上海市の華東師範大学でも開催される。

この投稿は 2013年7月11日 木曜日 1:00 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-07-11
更新日: 2013-07-11
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