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Vol.1「太らない食べ方」

Vol.1「太らない食べ方」

 管理栄養士の白石香代子さんがつづるフードエッセイ。栄養の専門家の視点から、大連での食生活に、中和折衷の新たなエッセンスを加えてくれます。

管理栄養士 白石香代子

管理栄養士 白石香代子

大連生活2年目のアラフォー。某日系会社のコンサルタント、真の姿は管理栄養士。「中国食材を使った日本人の口に合う健康料理」をテーマに、楽しい食を提供中♪

 「中国に来て太った」「どうやったら痩せるの?」
日本と違う食生活や食習慣の中、体重増加でお悩みの方が多い印象です。
〝日本料理は水の料理〟〝中国料理は油の料理〟と言われるほど。
中国料理は、油を使った料理が多いため、カロリーオーバーになる危険性は大。
肥満と生活習慣病は密接な関係があります。
糖尿病、高血圧、脂質異常症などの病気が重複して発症するメタボリックシンドロームとも、密接な関係があります
中国で生活する以上、環境を変えるのはなかなか難しいことです。
しかし食べ方に気をつけるだけで、太らない体質をGETすることは可能です。
簡単に出来るPOINTを5つ、お伝えしたいと思います。

① 野菜から食べる
「いただきます!」の後、みなさんは何から口にしますか?
好きなもの、美味しそうなものから食べたいですよね。
そこをぐぐっと我慢し、野菜類、海藻類、キノコ類などから食べましょう。
野菜に含まれる食物繊維が胃で膨張。食事量を自然と減らすことができます。
消化・吸収を遅らせ、血糖値の上昇を緩やかにする効果も期待されています。
② 水分をしっかり摂る
水やお茶など甘みの無いものを飲みながら、食事を進めましょう。
特に野菜の後、一度水分を体内に入れ、その後たんぱく質(肉や魚)や炭水化物(米やパン)を摂るようにするとさらに効果◎
③ 香辛料の効いた料理をプラス1品
中国には香辛料を使った料理がたくさんあります。
血液の循環をよくしたり、脂肪を燃焼したりとダイエットに有効。
生姜や唐辛子などを使った料理を、1品取り入れてはいかがでしょうか。
食欲増進効果も有るため、食べすぎには注意です。
④ ゆっくり食べる
これはご存知の方も多いと思いますが、「よく噛んで食べる」。
噛む回数が多いと食事量が少なくても食欲を抑えることができます。
⑤ 3食食べる
「食べなければ痩せる」は間違った知識です。
運動をしていないと体重と一緒に筋肉を落とすことになり、基礎代謝もさがります。
筋肉が落ちたことにより痩せにくい身体にもなりかねません。

まず1つ。自分の生活に無理なく取り入れることが出来るものから、始めてみてはいかがでしょうか。

この投稿は 2013年6月14日 金曜日 2:55 PM に Whenever誌面コンテンツ, 中国、食のあれこれ カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-06-14
更新日: 2013-09-16
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