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震災2年を前に福島県人会 17人が困難乗り越え結束固める

結束を深め合った例会の参加者たち

 大連福島県人会の例会が3月8日、中山区勝利広場のラマダプラザ大連、日本料理店「江戸前」で、会員17人が参加して開かれた。
 同県人会では毎月、例会を開いて交流を深め合っているが、この日は3日後に東日本大震災から2年を迎えることから、震災、原発事故への想いと再興への願いが込められた例会となった。
 まず、欠席の草野昌谷会長に代わって幹事の上田隆司さんが音頭をとって乾杯。歓談に続いて自己紹介で1人1人が、福島とのかかわりや震災後の近況などについて披露した。
 上田さんは例会報告の中で、「地元福島でも2年前の震災以降、だれもが何らかの苦労、不安を
抱えながらの生活を強いられています。私たちも故郷離れた異郷の地で様々な苦労がありますが、日本人として、 
福島県人としての誇りを忘れずにいたいと思います。この会がそんな苦労を和らげるオアシスであればうれしいです」と語り、会員たちの心を打った。
 最後に全員で記念写真を撮って解散したが、いまだ厳しい状況にある故郷と同県人への想いを胸に結束を深め、「震災や原発事故によって、会員の中にも家族が他府県に避難している人もいる。福島県人はどこにいても〝共に生きる〟という気持ちを忘れずに」との思いを確認し合った。

この投稿は 2013年4月17日 水曜日 7:53 PM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2013-04-17
更新日: 2013-04-17
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