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日本人留学生がペットボトル回収 収益金で貧困地区へ文具などを寄託

「希望工程」に文具を寄託した楯さん(写真左)ら

「希望工程」に文具を寄託した楯さん(写真左)ら

 大連の人たちの役に立ちたいと今年5月から約2か月間、ペットボトルの回収を呼びかけていた日本人留学生の楯晃次さんらが7月9日、大連市青少年発展基金会の「希望工程」(中山区南山街)に文房具や衣類を寄託した。
 大連外国語学院に留学する楯さんが、「学生のうちにできるボランティアはないか」と考えていたとき、たまたま教科書で「希望工程」の存在を知ったのがきっかけ。同大学の留学生や知人にネットで呼びかけ、活動の輪が広まった。約2000個のペットボトルが集まり、換金された111元で文房具を購入した。
 「希望工程」は、中国国内の貧困地区を支援する大連市の組織で、中国国内にも多くの拠点を持つ。ここに寄託された支援物資を、貧困地域へ届ける橋渡しの役目を果たしている。今回、楯さんらが寄託した文房具は子どもたちへ、衣類は大学生に贈られる。
 楯さんは9月から始まる新学期も活動を続けていく予定で、協力者も募集している。活動の問い合わせは楯さん(E-mail:tate.aki27@gmail.com)へ。

この投稿は 2012年8月17日 金曜日 11:50 AM に Whenever誌面コンテンツ, ニュース カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-08-17
更新日: 2012-08-23
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