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第11回 ジャガイモの細切り炒め

見た目も涼しげな中華料理

 大きな幹線道路からはずれ、小さな住宅街の道に入ると、リヤカーに転げ落ちそうにたくさんのジャガイモを載せた露天八百屋さんを目にします。新ジャガの季節がやってきました。今回は中国でトマトと卵の炒め物と並び、家庭でよく食卓に上るジャガイモの千切り炒めに挑戦しました。
 ジャガイモは南米のアンデス高地が原産で、現在では世界各地で生産され、年に2回収穫出来るだけに人類、家畜など多くの命を支えています。中国最大の生産地は黒龍江省だそうです。日本には慶長年間(1596~1615年)にジャカルタから渡来し、明治末にはアメリカから新種を導入し、栽培した川田男爵に因み「男爵いも」と言われるようになりました。ジャガイモは栄養豊であり、含まれている澱粉はアルコールの原料にもなります。
 以前、私の友人が共通の知り合いである男の人を「あの人はジャガイモのような人」といいました。彼の目は細く顔の輪郭は四角張ってとてもハンサムとは言いづらいけど、「いざ」という時は頼りになる人。無口だけど、とても真面目で人の面倒見が良い。目立つ事が嫌い。総して彼はとてもいい人です。ただ「あなたはジャガイモのような人ですね」と言われたら、ちょっと微妙。

【料理】

材料(4人分)
ジャガイモ・・・・・中2個
ピーマン・・・・・・中1個
ニンニク・・・・・・2かけら
赤とうがらし・・・・2個
塩・・・・・・・・・小さじ1/2
酢・・・・・・・・・大さじ1
醤油・・・・・・・・小さじ1
サラダ油・・・・・・大さじ1
化学調味料・・・・・少々

作り方

1) ピーマンは細切り、ジャガイモは細切りにして水にさらし、よく水気を切る。トウガラシは1センチほどにちぎり、ニンニクはみじん切り。
2) フライパンが熱くなったら油を入れ、トウガラシをサッと炒め、ニンニクを入れ、香りが立ったら醤油を入れる。
3) ジャガイモを入れ、火が通ったら酢、塩を入れる。素早くピーマンを入れて炒め、火を止めてから、化学調味料少々を振る。(時間が勝負です。ジャガイモは食感が残るぐらいの炒め具合がおすすめ)

この投稿は 2012年8月17日 金曜日 11:52 AM に Whenever誌面コンテンツ, 恵太太の季節を食す カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-08-17
更新日: 2012-08-23
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