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大連保税区輸入食品取引センター 運営総監 牛 峰さん

大連保税区輸入食品取引センター 運営総監 牛 峰さん

大連保税区輸入食品取引センター 運営総監 牛 峰さん

輸入食品取引センターのイメージ写真

輸入食品取引センターのイメージ写真

「安全で信頼できる輸入商品を、全ての消費者へ安く届けること。これが私たち取引センターの使命です」

 保税区中港路9号で、大連保税区進口食品交易中心(大連保税区輸入食品取引センター)の建設が進んでいる。輸入食品取引の一大中心地となる同センターの概要や展望を、運営総監の牛峰さんに聞いた。

 建設工事は、順調に進んでいるようですが、オープンはいつごろの予定でしょうか。

 現在は、主に内装工事を行っています。オープンは、今年の年末か来年の年初です。

 完成後は、どの様な施設になるのでしょうか。

 内部は、主に5つの区域に分けられます。A区はワインやビール、果汁、ソフトドリンクなどで、総面積が約9000平方メートル。B区は包装食品などで、約4000平方メートル。C区は冷凍食品や生鮮食品などで、約2000平方メートル。D区は野菜や果物などで、約2000平方メートル。E区は喫茶店などで、約1000平方メートル。F区はレストランで、約2000平方メートルです。約48000種類の商品を扱う予定で、全国でも最多の豊富さです。その他、オフィスなどが入るビルも併設されます。

 利用者は、どの様な人たちを想定しているのでしょうか。

 販売方式は、卸売り、小売り、インターネット販売の3種類を考えています。ですので、食品メーカーの利用はもちろんですが、卸売り業者だけではなく、一般消費者の方々にも利用していただけます。

 センター設立の経緯を、お聞かせください。

 まず、「食の安全」に対する関心が高まり、中国で輸入食品が強く求められているという現状があります。数字を見ても、外国食品の輸入高は、どんどん増えてきています。

 確かに、海外購買代行(代購)も増えてきていますね。

 はい。しかし、海外購買代行は、消費者の声に応えているかもしれませんが、問題点もあります。個人の非正規輸入ですので、関税の脱税であり、アフターサービスも期待できません。一回の輸入量が少ないので、一個あたりのコストが高く、販売価格が高くなります。また、「商品が本当に本物なのか」という不安を、消費者は抱いています。さらに、生産者や販売者が協力し、事業として展開されているわけでもありませんので、長期的な継続にも不安があります。 安全で信頼できる輸入商品を、全ての消費者へ安く届けたい。私たちが目指すのは、正にここです。

 消費者にとって、魅力的なセンターですね。では、センターを利用する企業にとっては、どの様な利点があるのでしょうか。

 当センターは、大連保税区管理委員会からも強いサポートを受けています。まず、迅速な通関手続きを実現でき、センターが輸入する場合、検査期間が約1週間に縮まります。また、当センター自体を中国市場でブランドとして定着させるつもりです。このための宣伝や販路の拡大は、当センターが行いますので、当センターの知名度向上に伴い、利用企業も必然的に注目を集めるでしょう。簡単には、輸入や販促を代行するのが当センターです。また、当センターの名前が入った標識もはりますので、消費者には、正規なルートを経た安心な商品だと、すぐに分かります。

 今後の展望や目標も、お聞かせください。

 同様な食品取引センターと比べると、当センターは大きいとは言えません。ですが、規模と影響力、共に全国最大の取引センターを目指しています。また、保税区は大連市内の方々には遠いので、万達広場や大連商城など、市内の大きなショッピングセンターに出張所を出すことも考えています。

 最後に、日本企業へのメッセージをお願いします。

 日本の食品は、中国でも愛されています。そして、日本と中国は隣国です。食品は鮮度が大事ですから、距離の近さは大切です。たくさんの日本企業の皆さまに、利用していただきたいと思っております。中国へ食品を売り込む際は、ぜひお気軽にご相談ください。

 同センターへの問い合わせは大連保税区経済貿易合作局の邵澤才副局長(電139-9866-8627、E-mail:shaozecai@163.comshaozc@dlftz.gov.cn)、李平科長(電135-9138-7824、E-mail:lplym@126.com)へ。

  在保税区中港路9号,正在建设大连保税区进口食品交易中心。从运营总监牛峰处了解到了作为进口食品交易的一大中心地的该中心的概要和展望。
  “现在,在中国人们对于进口食品越来越关心,该中心致力于向全体消费者低价出售安全并值得信赖的进口商品。并以成为中国规模和影响力最大的进口食品交易中心为目标。此外,因为能够向食品公司提供优待政策,也希望被许多企业所利用。”

 1974年、大連市で生まれる。遼寧大学卒業。2002年にスペイン・バルセロナのワインメーカーに入社。2003年、フランスのボルドー国際ワイン学院でソムリエの資格を取得。2005年に帰国し、フレシネグループ中国公司のマーケティングディレクターに就任した。2010年、大連海昌集団とフランスラモントワイングループのマーケティングディレクターを務め、2014年から現職。

インタビューを終えて
優しい人柄と秘めた情熱
 取材中、「以前、お会いしたことがありますよね」と牛峰さんから言われた。「そうでしたか」と戸惑う私に、牛峰さんはあるセミナーの名前を告げた。「私もあの会場にいました」と驚いていると、牛峰さんは「一度お会いした方は忘れませんよ」と笑顔を見せる。名刺交換をしたわけでもなく、ただ同じ会場にいただけの私をおぼえているなんて、その人柄に感銘を受けた。
 そして、大連保税区輸入食品取引センターを語る言葉には、確かな熱意を感じる。中国で食品を売りたい企業にとって、頼れる存在がこのセンターであり、牛峰さんだ。

武井 克真

この投稿は 2014年11月13日 木曜日 12:32 PM に Whenever誌面コンテンツ, 巻頭インタビュー カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2014-11-13
更新日: 2014-12-14
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