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人民元を高レートで日本円に両替できる銀聯カード×日本のATM

人民元を高レートで日本円に両替できる銀聯カード×日本のATM

中国の銀行口座から日本のATMで日本円で直接引き出す 闇両替より高レートで元から円に両替できる銀聯カードの賢い活用法

 人民元を日本円に両替する方法の王道は、非公式両替、いわゆる闇両替です。公式両替よりも短時間でかつ高い交換レートで両替できるのが魅力です。日本円を両替する必要がある大連滞在者などは、常にどこの両替商のレートがいいかなどの情報交換が盛んに行われています。

 現在でも非公式両替を利用している人は多いと思いますが、最近は、銀聯カードを使い日本のATMで日本円を引き出す方法を利用する人が増えています。

ポイント1 高い為替レート

 2015年2月8日(日)の中国銀行の銀行カードを使いセブン銀行から引き出し時の交換レートを例に説明します。

 10万円引き出し中国銀行の口座から5,346.98元(手数料+15元)が引かれました。

 そこで、中国人民銀行の公式為替レートは、2月8日、10万円換算で5,253.10元と中央銀行との差は93.88元となりますので、1万円あたり約9元差です。また、円安が進んだ同じく2015年4月9日(木)は、5,159.07元で、同日の公定レートは、5,156.90元だったので、1万円あたりの3元ちょっとの差でした。両者で差があるは、どの時間帯や日付の為替レートで両替しているによる違いかもしれません。

 いずれにしても、非公式両替よりもレートがいいことが分かります。おおよそですが、人民元→日本円の非公式両替は、中央銀行レートから10元から15元くらい高くなることが多いです。

 日本で引き出せるので大量の現金を持って両替商の元へ行かなくていいですし、日本で好きなときに引き出せて、しかも、為替レートもいいとなれば利用する人が増えるわけです。

 しかし、1日あたりの引き出し限度額が1万元までと決まっているため、事業等で1回何百万円単位が必要な人には不向きな方法です。さらに2016年1月1日から年間引き出し額制限(年間10万元)が入ります。

 日本の家族に銀行カードを1枚預けておき、国際送金代わりに使っている人もいます。

ポイント2 銀行により異なる利用手数料

 中国のどの銀行のカードかによって手数料が変わるので注意が必要です。中国銀行は、金額問わず1回15元ですが、中国工商銀行は1回12元+引き出し額の1%(最低14元・最高112元)となるので、仮に限度額の1万元相当を引き出すと手数料は112元とバカにならない金額となります。

 中には、月3回まで無料という中国光大銀行もあります。銀行選びも大切ですね。

 各銀行の手数料などの最新情報は、[2015年版]中国銀聯カードを日本のATM利用時のレート・手数料まとめ をご覧ください。詳しいです。

ポイント3 日本側のお得な金融機関

セブン銀行の画面
 銀聯カードを使って引き出せる日本側の金融機関は、セブン銀行、ゆうちょ銀行などがあります。

 現時点では、110円だった手数料が無料化されたセブン銀行が、利用時間や設置台数的にも利便性がもっとも高いと言えます。2015年末までは表示は中国語のみですが、2015年末に日本語表示が選択できるようになりますので、中国語に慣れていない人にも使いやすくなります。

注意点

 2016年1月1日から年間引き出し限度額の制限が入る点と、銀行によっては2015年発行のICチップ入りで裏に磁気テープがない新しいタイプの銀聯カードは対応していません。銀行カードを裏返してみて磁気テープがあるかどうか確認してみてください。

参考サイト
C-STUDY

この投稿は 2015年11月8日 日曜日 10:44 PM に ホテル・不動産・病院, 大連お役立ち情報 カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2015-11-08
更新日: 2015-11-17
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