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　東京コレクションを中心に作品を発表し、福岡を拠点に活躍するファッションデザイナーの田代淳也さんが7月23日から30日の期間、本格的な大連進出も見据えて来連し、撮影などを行った。
　田代さんは、2004年に自身のブランド「JUNYA TASHIRO」を立ち上げ、天然素材やオーガニック素材を中心に使用し、愛用者と共に歳をとって成長していける服作りを目指している。
　昨年5月から来連して今回が6回目となるが、モデル撮影は初めて。「現地の人をモデルに」という田代さんの思いから、大連で女性をスカウトして撮影した。田代さんは「女性をきれいにして喜んでもらうのがファッションの本質。今回のモデルも喜んでくれ、デザインの初心を思い出しました」と、手応えを感じている。
　田代さんは今年10月の東京コレクション終了後、大連に長期滞在し、アトリエも構える予定で、「大連は、福岡市のような都市と聞いていましたが、街の規模も人々の活気も桁違いで、衝撃を受けました。大連は、もの作りに適した地で、何かできると感じました。この街で、自分の作品がどれだけ通用するか、どこまで柔軟に適応できるか、自分を試してみたいと思います」と意気込みを語った。
　ブランドのウェブサイト（http://www.junyatashiro.com/）も開設されている。