Whenever誌面コンテンツ

大連中日文化交流協会 金州新区分会秘書長 栄 衛誠さん

20110126-DSC_0036.JPGのコピー 1.jpg

中日友好を目指す民間団体「大連中日文化交流協会」に昨秋、金州新区分会が誕生した。協会として初の分会であり、今後は日系企業の多い金州新区で文化面だけでなく経済分野でも交流事業を展開していくという。秘書長の 栄衛誠さんに設立経過やこれからの計画などについて聞いた。

金州新区流の中日交流目指す 文化や経済交流などを計画 日本の美術館との交換展も

栄 衛誠さん

栄 衛誠さん

 中日友好を目指す民間団体「大連中日文化交流協会」に昨秋、金州新区分会が誕生した。協会として初の分会であり、今後は日系企業の多い金州新区で文化面だけでなく経済分野でも交流事業を展開していくという。秘書長の 栄衛誠さんに設立経過やこれからの計画などについて聞いた。

――2年3か月前に発足した大連中日文化交流協会の初の分会として金州新区分会が昨年11月8日に誕生しました。分会の設立経過をお聞かせください。

 「金州新区は昨年5月に開発区と金州区が合併して成立した新しい行政地域です。ここには日系企業が数多く進出しており、生活する日本人の方もたくさんいます。ですから金州新区にはもともと中日交流の素地があったのです。そこで大連中日文化交流協会の分会を発足させ、この会を軸にして中日交流を目指すことにしたのです。また、金州新区が成立したことも、分会を作るきっかけになりました」

――どのような団体が会員になっているのでしょうか。

 「現在は金州新区の開発区にある大京劇院や美術館、テニスセンターなど10団体が加盟しています。日本の会社とビジネスをしている中国の企業からも入会申し込みがたくさん来ています。今後はもっと増えることでしょうね」

――会員になるにはどのような条件があるのですか。

 「基本は中日友好を願い、交流イベントに参加できる団体や企業、個人です。しかし、金州新区は市内の協会本部と少し性格が違っています。市内は文化を中心とした交流やイベントを数多く行っていますが、金州新区は企業が多いこともあって、企業家同士の交流会など経済に関係したイベントが主体となってきます。しかし、市内も金州新区も会の目的は同じです。あくまでも目指すのは中国と日本の交流です」

――ところで栄さんはどうして中日交流を目指すようになったのですか。

 「私は日本語を話すことができませんが、不思議と日本や海外の国々と関係のある仕事ばかりに携わってきました。1999年から4年間は星海広場の会展中心に勤務し、各種イベントを担当して日本の方々ともかかわり合って来ました。その後、日中交流センター大連事務所の主任として、中日交流に必要な手続きや招商部門を担当しました。さらに2005年8月から1年4か月にわたって北京市外交部でPECC(太平洋経済協力会議)業務に従事して国際会議や展覧会の準備、運営などを行って来ました。ですから、こうした経験を踏まえて日本と密接な関係にある私の故郷である大連で、中日交流の活動をしたかったのです」

――栄さんは日本語ができなくても、いつも一緒にいらっしゃる奥さんは日本語が上手ですね。

 「妻は大連外国語学院の卒業です。ただし専攻は英語科なのですが。しかし、卒業後に日本へ留学して日本語を学びました。いまでは私の通訳代わりとしてそばにいてくれるので不自由はしません」

――栄さんは日本に行ったことはあるのでしょうか。

 「これまで日本に関係する仕事をして来たのに、残念ながら日本へ行ったことはありません。しかし、今年は大連中日文化交流協会金州新区分会の活動で日本に行くことになると思います」

――どのような活動を計画しているのでしょうか。

 「金州新区の美術館と日本のいくつかの美術館との交流展示会の話が持ち上がっています。これはこちらの美術館が収蔵している作品を日本の美術館で展示し、さらに日本の美術館の収蔵品をこちらの美術館で展示しようと言う移動交換展示会です。まだ、詰めた話にはなっていませんが、文化交流という面からもぜひとも実現させたいと思っています」

――美術館交流のほかに今年はどのような事業を計画されていますか。

 「金州新区分会は昨年11月に発足したばかりですので、これまでは主立った活動はしていません。しかし、今年から活発にイベントを組むなど本格的に事業展開して行く方針です。そのひとつがゴルフコンペの開催。金州新区は日系企業がたくさんあり、ゴルフ熱も高い地域です。中国の事業家の間でもゴルフ愛好家が多いので、素晴らしい交流ができるでしょう。9月には開催できるよう準備を進めて行きたいと思っています」

経歴
栄 衛誠さん

 1971年に大連で出生。学校卒業後、会展中心に勤務し、その後は日中交流センター、北京市外交部を経て、2007年に故郷の大連へ。イベント企画会社の大連邦尼外企服務有限公司を設立し、大手企業の体育祭や音楽会、交流会などの各種イベントを企画、運営している。昨年11月8日には大連中日文化交流協会金州新区分会を設立し、秘書長に就任した。
【取材を終えて】
中日友好願う生粋の大連人
 栄衛誠さんは仕事で中国各地を回り、これまで24省を訪れたと言う。しかし、他の地域に5日間もいれば大連に戻りたくなる、というほど根っからの大連人。その大連は日本と経済、文化、教育など様々な分野で密接な関係を築き上げ、お互いに欠かすことのできないパートナーになっている。この地に生まれ育ち、さらに国際的な仕事に携わって来た栄さんにとって、中日交流の願いはDNAとして体内に組み込まれているのだろう。大連中日文化交流協会金州新区分会の秘書長としてうってつけの人材である。友好の橋渡し役として今後の分会運営に期待したい。

この投稿は 2011年1月26日 水曜日 6:09 PM に Whenever誌面コンテンツ, 巻頭インタビュー カテゴリーに公開されました。

コメントをどうぞ

掲載日: 2011-01-26
更新日: 2011-10-10
クチコミ数: 0
カテゴリ
エリア