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第9回 若竹煮

懐かしい春の味

 先日、世界貿易ビル近くの朝市をぶらついていたら、タケノコが目に飛び込んできました。大連では珍しい食べ物です。大連は竹がなく、馴染みがないようで、なかなか食卓に上がらないようです。タケノコは中国長江南部、台湾で産出され、日本でも北海道を除く本州で春を告げてくれる食品です。関東出身の私にとってタケノコは大好物。タケノコご飯、天婦羅、煮物など春をいただきます。
 一見、栄養がなさそうに見えますが、実は理想的な健康美容食品なのです。カルシュウム、リン、鉄分、多くのビタミンを含み、低脂肪、高タンパク質でしかもノンカロリー。消化促進、便秘や大腸がんの予防になり、糖尿病にも威力を発揮すると言われています。
 以前、旅先で日本酒を入れた若竹を、いろりの灰に刺して温め、若竹の杯でいただきした。竹の気泡が上がってきたら飲みごろです。「うまい!」。ついつい飲みすぎましたが、次の朝はまったく二日酔いがありません。普段なら二日酔いどころか三日酔いのところです。竹の効力は実証ずみです。
 大連では米ぬかが手に入らないので、米のとぎ汁を使いました。タケノコのえぐみを取るため赤唐辛子を一緒に入れて茹でてみて下さい。茹で湯が冷めてからタケノコを取り出し、皮をむきます。タケノコの季節はガス代が跳ね上がりそうです。

【料理】

材料(4人分)
タケノコ・・・・・・600g
ワカメ(塩蔵)・・・・70g
煮汁
だし汁・・・・・・・カップ4
酒・・・・・・・・・大さじ2
みりん・・・・・・・大さじ3
醤油・・・・・・・・大さじ4
砂糖・・・・・・・・小さじ1
塩・・・・・・・・・小さじ1/4
米のとぎ汁・・・・・適量
赤唐辛子・・・・・・2本

作り方

1) タケノコを穂先、中央、根本に切り分け、穂先は縦に4~6つに切り、中央は半月切りに、根本はイチョウ切りにする。
2) ワカメは水で洗ってサッと熱湯に通し、冷水にとってもどし、食べやすく切る。
3) 鍋に煮汁のだし汁と酒を入れて煮立て、タケノコを加えてしばらく煮る。途中でみりん、醤油、砂糖、塩を加えてさらに煮る。
4) タケノコが味を含んだら、ワカメを加えて軽く煮て出来上がり。

この投稿は 2012年6月6日 水曜日 1:01 PM に Whenever誌面コンテンツ, 恵太太の季節を食す カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2012-06-06
更新日: 2012-06-06
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