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管理栄養士の食コラム

Q&A編


 2月14日はバレンタインデー。バレンタインと言えば、チョコレートですが、チョコレートの健康効果はどんなものでしょうか?


 ご相談、ありがとうございます。もうすぐバレンタインデーですね。中国では恋人の日。花を手にした多くの女性の姿を目にすることでしょう。
 チョコレートは「太る」「虫歯になりやすい」などマイナスの要素が上げられてきましたが、最近では健康効果が注目されています。

①抗酸化作用
 人間の体をサビつかせる活性酸素と闘うのが抗酸化物質。チョコレートの原料であるカカオには、お茶や赤ワインと同じような抗酸化作用があります。動脈硬化の予防やコレステロール値の正常化に効果的と言えます。

②リラックス作用
 チョコレートには「テオブロミン」という成分が含まれています。神経を鎮静させる作用がある成分です。ヨーロッパでは、寝る前にチョコレートを食べることもあるそうです。

③貧血、便秘、骨粗しょう症をサポート
 チョコレートはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類を豊富に含んでいます。つまり、栄養バランスが良いと言えます。食物繊維も多いので、便秘がちな方にも嬉しい食品です。

※チョコレートとニキビ
 「チョコレートを食べるとニキビができる」と思っている方は、多いのではないでしょうか。ペンシルバニア大学の研究で、チョコレートとニキビには、科学的な因果関係が認められないと判明しています。また、カカオ・ポリフェノールにはアトピー性皮膚炎を抑える作用のあることが、分かっているそうです。

 食べ過ぎに注意しながら、毎日少しずつ取り入れるのがオススメです。チョコレートを楽しみながら、健康生活につなげていきましょう。

                                          文章・管理栄養士 白石香代子

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この投稿は 2015年2月5日 木曜日 2:11 PM に Whenever誌面コンテンツ, 管理栄養士の食コラム カテゴリーに公開されました。

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掲載日: 2015-02-05
更新日: 2015-02-05
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